岬の夏が終わるころ
8月22日の能取岬です。短い夏が終わろうとしています。白い蝶と黄色い蝶が互いに戯れたりムラサキツメク
サにとまったり。羽の模様がよく似ています。モンシロチョウとモンキチョウでしょうか。
エゾフウロは夏の草原でよく見ます。派手な花の多い季節に、「わたしは目立たなくていいんです」みたいに、
つつましく咲いています。でもこの花に遭わずに終わったら、ものたりない夏になりそうな。
黄花は概してよく目立ちます。4枚目はたぶんアキノキリンソウ。花だけ見るとハンゴンソウに似ていることもあ
るけれど、葉がちがいます。群れて咲く黄花はカセンソウかオグルマか。その区別はわたしの手に余ります。猛
々しいエゾオグルマでないことくらいはわかりますが。
せん。それに季節も片や春、こちらは夏が盛りです。田園地帯の路傍でも海岸草原でも。あまり場所をえり好み
せずに茂る庶民派です。
アザミの季節はこれから。ウチの庭では見つけ次第に抜いてきたので、花咲く姿はなくなりました。でも野山を
歩いているときに出会うのは楽しみです。勝手でどうもごめんなさい。
岬の散策路を歩き終わって戻ったら、停めた車の近くに残る水溜りでトンボがすいすいと。赤とんぼ、アキアカ
ネというのでしょうか。羽を交わしたり番ったり。シングルはいないなー。