エゾオグルマはヒマワリに似る
今の時季に水辺の草原でよく見かける黄花です。オグルマは本州でもどこにでもあって、タンポポに似た秋の
花ですよね。エゾオグルマはタンポポとはまったくちがいます。草丈は高いものでは80センチにもなり、花も葉も
大柄です。細かな花弁がたくさん輪形に並んで、小さな車輪にたとえられたオグルマの面影はありません。花の
形はむしろヒマワリに似ています。
初めの4枚は能取湖の砂浜で群れを作っていたものです。8月22日にはもう終わりかけていました。明るい陽
ざしの下で黄色がよく目立っていたけれど、花びらも葉もねじれたり折れ曲がったりで、なんだかあばれている
印象です。
茶色に枯れた花は少なめでした。草丈は4,50センチというところでしょうか。空は厚い雲に覆われていました。
根室海峡と野付湾に挟まれた狭い砂洲なので、きつい風に備えて小さくしっかりまとまるからでしょうか。