オンネトーの水の色


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 オンネトーは周囲2.5キロの小さな湖です。標高623メートル、積雪期は道路が封鎖されます。針葉樹の多い

原生林のなかにあって、夏と紅葉期の観光シーズン以外はひっそり静まりかえっています。国道241から道道

が通じていて、湖畔の半分にも狭いけれど舗装道路がめぐり、阿寒湖畔から車で20分ほどの距離なので、北海

道三大秘湖のひとつと言うには、ちょっと開けすぎている気もしますが。

 湖面の色がさまざまに変化するのは、陽ざしの強さや角度で緑の草木や青い空の映り具合がちがうからでしょ

うか。基調の青や緑は湖水に何か酸性の物質が溶け込んでいるからかな。魚は棲めないそうです。この日、雲

が流れて陽射しがさえぎられると、木々が影を落とすあたりは黒っぽく、岸から離れさざ波が立つところは灰色。

空が明るいときは、あざやか色の青から濃い緑まで、さまざまな色合いを見せてくれました。

 三枚目で湖面に姿を映している山は雌阿寒岳と阿寒富士です。最後の一枚で青い水面の白い斑点は、つがう

相手を求めて飛び交うトンボ。灰色っぽかったのでシオカラトンボでしょうか。