ヤナギラン

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 道道1115号・斜里―摩周湖線が森林地帯にさしかかるあたりから、ときどき路傍に現れる紫色の花、ずっと

気になっていました。片側一車線の道路を70キロで飛ばしています。またあったと思ったときにはもううしろ。車

の往来が激しいわけではないけれど、ダンプカーが抜け道に使っているみたいで時々やって来ます。路肩に余

裕がないから停車したら片側半分ふさぐことになるし、Uターンするにも適当なスペースがないし、などと迷って

いるうちに森林地帯を抜けて現れなくなりました。
 
 あきらめていたのですが、午後になって開陽台から屈斜路湖に向かっているとき、網走に向かう国道391から

藻琴山の中腹を通る道道に入ったら、路傍の薮で群れていました。耕地が広がって見通しのいい平地だし、ここ

ならだいじょうぶと、隅に車を寄せた撮ったのが今日の写真です。なじんでいる道なのに、このときまで気付きま

せんでした。通った時季の問題でしょうか。

 図鑑を調べました。どうやらヤナギランみたい。何度か映像で見たことがあり名前は知っています。でも実物と

名前が一致したのは初めて。中部以北の本州でも生えている山地はあると書かれているから、若いころ見てい

るのかもしれません。名前を知らなくて記憶にないのかも。北海道では平地でもありふれた花のようです。それ

なのに、このあたりにはないと思い込んでいました。フィンランドかサハリンか、どこかずっと北のほうで、山火事

の後で群生するという番組を見て、北極圏に近い北の荒野に咲く花と記憶してしまったのですね。