ヤナギラン
気になっていました。片側一車線の道路を70キロで飛ばしています。またあったと思ったときにはもううしろ。車
の往来が激しいわけではないけれど、ダンプカーが抜け道に使っているみたいで時々やって来ます。路肩に余
裕がないから停車したら片側半分ふさぐことになるし、Uターンするにも適当なスペースがないし、などと迷って
いるうちに森林地帯を抜けて現れなくなりました。
あきらめていたのですが、午後になって開陽台から屈斜路湖に向かっているとき、網走に向かう国道391から
ならだいじょうぶと、隅に車を寄せた撮ったのが今日の写真です。なじんでいる道なのに、このときまで気付きま
せんでした。通った時季の問題でしょうか。
図鑑を調べました。どうやらヤナギランみたい。何度か映像で見たことがあり名前は知っています。でも実物と
名前が一致したのは初めて。中部以北の本州でも生えている山地はあると書かれているから、若いころ見てい
るのかもしれません。名前を知らなくて記憶にないのかも。北海道では平地でもありふれた花のようです。それ
なのに、このあたりにはないと思い込んでいました。フィンランドかサハリンか、どこかずっと北のほうで、山火事
の後で群生するという番組を見て、北極圏に近い北の荒野に咲く花と記憶してしまったのですね。