花が赤いノコギリソウ
葉の縁が鋸歯状のノコギリソウ。本州ではわりあい高い山の植物らしいけれど、このあたりでは海岸から高地
まで、春のセイヨウタンポポと同じくらいどこにでもある雑草です。エゾノコギリソウもセイヨウノコギリソウもノコ
ギリソウも花は白。キタノコギリソウとアカバナエゾノコギリソウは、薄い紅色からほとんど真紅まで変異が多い
ようです。どちらも種としてはノコギリソウです。
タバコの代用品になったり、止血、歯痛・偏頭痛緩和の薬効があったりして、珍重されたこともあったといわれる
けれど、今の街なかでは邪魔者です。わたしも、移住初年は珍しさもあって写真に撮りました。最近は白い花な
ら駆除されても残念には思いません。でも赤い花がたくさん集まっていたり色が濃かったりすると、やっぱりきれ
いだと思います。街なかではあまり赤花を見ません。あちこちの原生花園など、水辺に多いような。今日の写真
はサロマ湖畔のキムアネップ埼で撮りました。