香草の花


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 タイムは香料として使っても、花を見たことがない人は多いでしょうね。わたしも庭に植えるまではそうでした。

最初の2枚がそれですが、もう一ヶ月以上咲きつづけています。そろそろ終わるのでしょうか、香りがちょっと弱く

なったような。
 
 3枚目はカモミール。これも花期が長いですね。リビングから一番よく見える場所に植えました。朝十分明るくな

ってから花びらがきちんと張りつめます。暗いあいだは下に垂れて黄色い坊主頭だけ目に付きます。まとまって

咲いているのがきれいで、なかなか収穫する気にならなかったけれど、散ってしまっても困るので、昨日全部毟

りました。いまカモミールティー用に室内で乾燥しています。

 次の黄色はジャスミンの一種です。鉢植えにして冬は室内に入れます。通年繰り返し花を咲かせます。たくさ

ん咲くと部屋にいい香りが。白ならジャスミンティーを味わうところですが、黄色は別な種なので試していません。

5枚目以下はついでに撮った庭の花です。

 
                        脱原発を阻むのは ④
 
 経済と放射線リスクのジレンマをどう考えるかで、反原発派、段階的脱原発派、原発推進派に分かれるので

しょう。したがって反原発派が経済を無視してリスクを強調するだけでは、このまま全部廃炉にという意見は多

数派にならないと思います。相手はリスクがゼロだと確信してはいないでしょう。推進派は将来ずっと、段階

的縮小派は脱原発が完成するまでの間は、リスクが現実になる可能性が小さいということに賭けようとしてい

ます。背に腹は替えられないから、と。

 腹とは儲けや日々のくらしのこと。わたしは金持ちの儲けが少なくなるのはかまわないけれど、失業が増え、

給与や年金が減り、子育て・傷病者・障害者・貧窮者への支援がなくなるのは、とても心配です。気持ちが揺

れている人の大多数が、原発のリスクは承知しながら、この心配も忘れられないのだと思います。TPP、人為

地球温暖化、土壌・水・金属・化石燃料の資源枯渇、森林縮小、生物多様性の急減、水や大気の汚染など

でも同じ構造です。

 原発立地地域の人は、原発がなくなっても都会からいっぱい人が移り住んで、新しい産業が起こると信じら

れたら、原発廃止に反対しないと思います。都会でいよいよ働く場がなくなったら田舎の人が、こっちに来て食

べ物を獲ったり作ったりして、いっしょに食べようよと言ってくれる。日本では儲からないとわかって外資が一斉

に引き揚げたら、資本金は提供できないけれど、労力と知恵を出し合って地産地消の産業を興そうよと、誘っ

てくれる人がいる。円安で輸入品が入らなくなったら、贅沢はさせてあげられないけれど、屋根の下と食べ物

と着るものを分け合って、みんなで子どもを育てようよと言ってもらえる。世界第三位の経済大国の地位は失

っても、働き方と分配の仕方を変えれば多くの人が前より幸せにくらせる。日本はそういう社会になったと多く

の人が思うとき、脱原発が実現します。

 それまでは、経済がたいへんなことになるよと脅かされて、原発にもTPPにも地球温暖化にも資源枯渇など

にも加担させられ、どんどん深みにはまる、そんな気がします。より多く儲けることに目がくらんで文明崩壊に

突き進むか、立ち止まって人が生きて死ぬことの幸せの原点に戻ろうとするか、その選択を迫られているのが

現在。反原発派には、今よりくらしは質素になってもいいという覚悟と、それでも今よりは幸せになれるという

ビジョンを、提示してもらいたいな。(終わり)