五月末の釧路湿原で
そらさん、カラスはゴミの袋をつついて中身を散らかしたり、ヒヨドリを追いかけたり、オジロワシにちょっかいを
出したり、このあたりでも悪さし放題です。でもガレージのスズメには手を出しませんね。今の時季は子育てに
忙しいのかも。
釧路湿原の春は遅く、5月28にはようやく木々に緑が萌えはじめたところ。それでもこの日、天気が回復すると
ともにアオジが元気に飛び回り、ヘビが姿を見せてくれました。わたしの大好きな花・ミツガシワも咲きはじめて
います。この花は6月15日にはもう終わりかけて、伸びてきたスゲ類に埋もれていました。早春の気配は半月ほ
どでなくなり、カキツバタの花など初夏の兆しがちらほら。寒冷な北の湿地では、五月末から八月の前半までの
間に、春と夏がすばやく通り過ぎます。
6月10日から昨日までに、美幌の日平均気温が平年を上回ったのは3日だけ。こんな天気が26日まで続くとい
う予報です。例年だと、6月後半は天気がよくて気温が30度前後まで上がり、クーラーをつけたくなる日が何度も
あったと思うのですが、今年は様子がちがいます。もうカボチャ苗が枯れそうだし、キュウリは元気がなく、ピーマ
ンも伸びません。茂っているのはリーフレタスやチゲサンチュ。それで毎日、青虫みたいに葉っぱを食べ続けて
います。早くミニトマトが実を付けるといいのに。花は咲いたけれど実は確認できません。トマトのほうはもっと遅
れそう。今年は欲張って20本以上植えたのですが。