ヒメシャクナゲの花は小さく

タムラ、若いころ列車で北海道を一周したとき、青函連絡船から乗り継いだ早朝の車両に中学生の女の子が

入ってきて、乗客に一輪ずつ配ってくれました。スズランに惹かれるのは、このときの香りが無意識の記憶に残

っているからかな。はなやかではないけれど、郷愁を誘うような花だよね。


 そらさん、ほめていただいて恐縮です。小さい画面だからいいけれど、拡大したらぼろぼろですよ。カメラは画

素数の少ない入門機だし、三脚も使わないで撮っていますから。でも、わたし自身もこの写真は好きです。人が

多ければ蝶はすぐに飛び立ちます。たまたま森が静かで、いつまでも木道に立ち止まれるときに出てきてくれて

ラッキーでした。

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 葉っぱはりっぱにシャクナゲです。でも、初めて花だけ見せられた人はシャクナゲとは思わないでしょうね。わ

たしもそうでした。大雪山旭岳の高原に咲いていたツガザクラの仲間かと想像しましたが、木道に置かれた小さ

な名札で名前がわかり、葉を見て納得しました。一輪の径は5ミリ程度とか。花色はピンクが濃いのと白っぽいの

とあります。

 写真は5月29日の釧路湿原温根内の木道で。昨日も出かけたのですが、もうまったく見つかりませんでした。

花期が短い植物のようです。短期間で小さな虫に確実に花粉を運んでもらうために、入ったら出るまでもがくよう

な壷型になったのでしょうか。