羽色妖しい森の蝶

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 とくに蝶が好きなわけではないけれど、この黒い蝶には惹かれます。初めて釧路湿原で見たミヤマカラスアゲ

ハが、明るい夏の陽の下で妖しい蛍光色をきらめかせていて、印象深かったからです。このときの蝶はもっと

大きかったような。夏型と春型があって、春のほうは小さいのだそうです。湿原で被写体になってくれたのは一

匹(一頭と言うべきかな)だけだったのですが、6月15日の津別の森では花から花へとたくさん舞っていて、もうい

いと思うまで撮らせてくれました。

 黒い蝶にも何種類かあって、なかでもカラスアゲハとミヤマカラスアゲハは見分けがむずかしいとか。羽の下

部の白い帯はミヤマの特徴だけれど、それがはっきりしない個体もあるのだそうです。今回は上のどの写真にも

認められるので、多分まちがいないでしょう。黒と茶色の斑点だけで青ー緑が目立ないものもいます。オスとメス

の違いでしょうか。

 ところで、蝶を一頭二頭とかぞえるのはしっくりきません。でも、羽化する前の毛虫ならともかく、小さな鳥よりは

大きそうな蝶を一匹二匹と言うのもなんだかそぐわないような。夏の釧路湿原ではほんとうに大きく感じました。

今回のは春型のようで、ちょっと小さくて。森のなかだから日差しが弱く蛍光色も控え目でした。夏にまた撮れた

らいいな。