解氷急ぐ網走湖

ゆめらじさん、ヒースって荒野を象徴する植物の印象ですよね。エリカは荒野の潅木の総称みたいだけれど、

昨日の写真の花は凛としたところがあって、西田佐知子の歌の情緒とはちょっとちがうような。

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 金曜日に網走湖呼人半島にある探鳥遊歩道を歩いてきました。国道に近い低地から見る湖はまだ解氷があま

り進んでいません。湖畔に近づくとかしましいカモ類の鳴声が聞こえたけれど、残雪を踏んで水辺に立つと群れ

の本隊は移動していて、二羽が遠くに見えるだけ。キンクロハジロでしょうか。

 半島の西岸に移動して漁港のある堤の上から見た湖は、東岸よりずっと解氷が進んでいます。湖水との境に

水鳥が群れ、岸近い堰堤では川鵜がじっと水面を見つめています。堤下の川漁師を営むらしい家々の広い庭に

次々トラックが入っていきます。漁の資材を届けていたみたい。きっともうすぐ漁が始まるのですね。
 
 ここの探鳥遊歩道を歩くのは今年に入って初めてです。福寿草は最盛期で、アズマイチゲミズバショウも少

し咲いていました。積雪量は例年より多かったけれど、花々は遅れることなく季節を守っています。朝9時前に歩

きはじめたときは肌寒く手袋を着けました。でも歩いているうちに暖かくなり、昼ごろに帰る車のなかでは汗ばむ

ほどに。これから木の葉が茂るまでの2ヶ月ほどは、さえずる野鳥の姿も見つけやすく、森歩きが一番楽しい季

節です。