水芭蕉きよら

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 湖畔の森で雪解け水が溜まった湿地です。水面は澄んでいても、底は炭化した落ち葉の泥。水が集まって小
 
川になったところでは、わたしが進むにつれ足音に驚いた大きな鯉が跳ね、そのたびに濁った泥水が湧きあがり
 
ます。同じ水芭蕉の群生地でも、清流がめぐる尾瀬とはおおちがい。そんな汚泥から立ち上がっているのに、水
 
芭蕉の薄黄色の花も白い苞も、尾瀬に劣らず清らかです。
 
 網走湖畔呼人探鳥遊歩道が水芭蕉群生地を行く距離は2キロ弱でしょうか。20日に苞がきれいに開いていた
 
のはそのうちのほんの一部。満開はきっと連休あたり。そのころもう一度撮りに行くつもりです。そのときは薮陰
 
でナニワズ(ナツボウズ)の花が開いていることでしょう。この前はわずかに蕾が認められるだけでした。
 
 
 今朝はこれから筍づくしの朝食です。筍ご飯、筍の煮しめ、筍とワカメのお吸い物、それにネギを混ぜた卵焼き
 
を添えます。昨日、内地の親戚からたくさん送られてきたのでと、ご近所の人が大きなのを二本届けてくれまし
 
た。削り節をのせた煮物は昨夜も酒の肴にしましたが、筍ってこんなに旨みが強かったのかと、あらためて驚き
 
ました。季節の味覚なのに、こちらに来てからはほとんど口にしていませんでした。中国産の水煮なら安いのが
 
お店に出回っているけれど、金儲け第一の風潮が特に強い国の食品はなるべく避けています。そして竹は南国
 
の植物みたいで、このあたりに竹林はありません。熊笹なら山で猛烈な勢いで茂っているけれど、竹は根まがり
 
竹さえ見かけません。本州産の筍は輸送費の分だけ高くなるので、わたしは敬遠。というわけで、惜気もなく筍を
 
使った食事は久しぶりのぜいたくです。産地なら、こちらのジャガイモ、タマネギ、シャケ、サンマなどみたいに、
 
財布の心配がいらない食品なのでしょうね。