わずかに咲いた福寿草

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 いつもの年なら能取岬の海に面した崖や遊歩道の脇にたくさんの福寿草が咲いている時季なのに、今年はそ

のつもりで枯れ草の間に眼を凝らして、ようやくまばらに何本か見つかる程度でした。海風でいち早く地面が露出

する岬も、今年は雪融けが遅れて、なかなか開花しなかったみたいです。

 数日前ドドドーと大きな音がして、外に出てみたら屋根から固い氷になった雪が落ちて、物置の一部が壊れ、

大工道具が散乱していました。このときの音は数軒先の家にも響いたとか。物置の波板の先がめくれあがること

はいままでもあったけれど、こんなのは初めてです。一度にまとまって降らなかったのであまり意識していなか

ったのですが、けっきょく雪が大量に積もっていたのですね。

 ところで、この花はキタミフクジュソウ。この地方の固有変種で、長いガクが他の福寿草とちがいます。能取岬

福寿草は、ここいらでは一年でいちばん最初に野を飾る彩りです。一週間から半月ほど遅れて他の場所でも

福寿草アズマイチゲエゾエンゴサクなどが目覚めていきます。その次がミズバショウニリンソウ、エンレイソ

ウ、そしてコブシ、エゾヤマザクラ。岬の福寿草北国の春の先触れです。