車道を渡るエゾジカ
ぐに車で近づいたのですが、群れが渡り終わろうとしていたので、十分に近づく前に車を停めて撮りました。最後
の一枚で後ろを振り返っています。まだ後続がいたのかも。そう思い、彼らの横断地点で車を下り、道路の両側
を覗いたのですが、どこにも見当たりません。このあたりのシカは知床とちがって人への警戒心が強いようで、
先に行ったのも残ったのもすばやく姿を隠したのでしょう。
シカに出会うたびに心にもやもやが湧きます。害獣としての駆除の実施を報じる記事をたびたび目にしていま
す。樹木や作物の食害が見過ごせなくなっているのはわかるから、駆除するなとは言えません。でもシカが増え
すぎたのは、人が彼らの生きる森を開拓し、さらに食物連鎖の頂点にいたオオカミを絶滅させた結果ですよね。
食料にするために狩をするのなら、お互いさまというところもあるけれど、射殺した死体の多くは廃棄しているみ
たいだし。
もあるとか。道内でそんなことをしたら、人が襲われる被害が出るかもしれません。それでなくても毎年何人もヒ
グマに殺されたり傷付けられたりしています。どんな正解があるのかわからないまま、もやもやした思いだけが
残ります。
シカは見た目がかわいいからなー。ゴキブリやネズミだったら気にしませんよね。それもまあ人間中心主義(ヒ
ューマニズム)のいやらしさだけど。