少し色づくサンゴソウ
そらさん、いつだったかテレビの科学番組で見たのですが、南太平洋の海水温
が産業革命前に比べ0.5度高くなっているのだそうです。そのため、上昇気流に
含まれる水蒸気量が増え、偏西風の蛇行が大きくなり、風速・降雨・干ばつなどの
気象現象が激しさを増している、と。今すぐ人為的温暖化ガス排出をゼロにしても、
年以上かかるのだとか。海水温上昇はこれからも続くのだから、それぞれの地域
で固有の条件に合わせ、過去の記録を超える気象災害に備えるかどうかが、住民
の運命を左右することになると思います。
結愛さん、一昨日車から見た常呂の海は、海岸からかなり沖まで茶褐色に濁って
いました。タマネギなどの農産物と農地に大きな被害をもたらした濁流が、まだ海に
注ぎ続けているのですね。
9月4日 サロマ湖畔キムアネップ﨑
ると車窓から、ところどころで河川敷にはみ出して流れる常呂川、まだ水が引かな
いタマネギ畑、泥が覆う農地、倒壊した古い作業棟などが見えました。北見市でも
常呂地区は特に被害が大きかったようです。
霧に包まれた幌岩のサロマ湖展望台を早々に引き揚げ、キムアネップ﨑へ。サ
ンゴソウの色づきは3分というところでしょうか。やはりいつものところで、アオサ
ギの群れが餌をあさっていました。この岬は特に変わった様子がありません。
サロマ湖は直接海に糊口が開いているので、ここはあまり冠水しなかったのかな。
帰路に能取湖畔卯原内のサンゴソウ群生地に立ち寄りました。ここはキムアネッ
プ埼より色づきが進んでいて、5,6分といった感じ。その写真もそのうちにアップし
ます。