湿原センターから眺める


 結愛さん、あなたが転載されたブロともさんも書いていますが、わたしにも経験が

ります。言葉を交換してきた方が最後の入院に覚悟を決めて、ブログを閉じられ

たことがありました。いまでも寂しく思っています。

 クシロハナシノブは「湿原の貴婦人という呼び名もあるようです。


 そらさん、霧多布湿原まではウチから160キロほど離れていて、片道2時間20分

ほどかかります。庭の野菜に水やりする時間までに戻るのがぎりぎりになるので、

ょっちゅう気楽に出かけるわけにはいきません。フタマタイチゲやハクサンチドリ

のころも行きたかったのですが、オホーツク海側とちがって、晴れる日の少ない場

所です。天気を見計らっているうちに時季が過ぎてしまいました。今回も日本海

やオホーツク海側が晴れている日もずっと曇り。晴れなくても降りさえしなければい

いと思い切って、出かけることにしたのでした。

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                     7月22日 浜中町霧多布湿原センター裏 

 釧路湿原ほどには知られていないけれど、霧多布湿原も3千haを超えて日本で

三番目に広い湿原です。家々が集まる浜中湾と琵琶背湾沿いの海岸地帯と、湿

センターあたりから始まる丘陵地帯に挟まれ、泥炭草原が南北に長く伸びていま

す。わたしが着いたのは朝7時台で、高台にあるセンターはまだ閉まっていました。

その裏手に回って撮ったのが今日の写真です。

 一枚目は、霧多布大橋で辛うじて対岸とつながっている霧多布市街・湯沸岬の

北、浜中湾方向です。琵琶背湾の霧多布寄りの海に浮かぶお椀型の大岩は、日

本ではきわめて希少な鳥エトピリカが棲むという小島。その右に伸びている陸地は

瞼暮帰島。瞼暮帰島と琵琶瀬の間に、歯の抜けた跡のような隙間があります。そ

の前面の湿原に光る水面は琵琶瀬川。霧多布湿原の水分供給源でしょう。最後の

一枚は、半島状の霧多布市街・湯沸岬と対岸を結ぶ霧多布大橋の望遠写真です。