神の子池の青い水


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                           6月6日 清里町神の子池

 案内板も「という言い伝えで」と、微妙な表現をしています。実のところ、神の

子池の水源は摩周湖の湖水ではなく、伏流水となって湧き出す摩周湖外輪山に

降った雨のようです。奥の池底の青色は、銅イオンの色でしょうか。だとすれば湧

出経路に鉱床があるのかも。だけど、駐車場に近い方の湖水は透明です。青は池

全体に均等に広がることなく、奥の湖底にまだらに沈殿しているようです。イオンで

はなく、銅化合物になっているのかな。

 かってはあまり人が近づかず、神秘の湖と呼ばれたこともありますが、今は知る

人が増え、夏休み期間には本州などからの観光客でにぎやかです。それでもこの

日は、五月まで雪に閉ざされていた道道から池まで2キロのでこぼこ道が開通して

間もない時季とあって、わたしが着いたとき先客は皆無。池を廻りはじめたとたん、

静寂を破る一匹のエゾジカの甲高い警戒音に驚かされました。シカも、急に現れた

人との不意の遭遇にびっくりしたようで、一瞬で森の奥に姿を消しました。