遺跡の森の春緑
5月23日 常呂遺跡の森
五月としては異常な、3日続いた30度を超す気温も日曜にはおさまりました。暑
かった日々、早朝以外は家にこもり遠出はしなかったのだけれど、昨日はワッカ原
生花園と常呂遺跡の森へ。
森は、新緑というには少し濃い、でも夏の深緑とはちがう春の緑に包まれてい
ました。ここには斧を入れられたことのない木々が残されているのでしょう。それ
でも、山ブドウの太い蔓が絡みついて木が枯れそうになると蔓を払ったり、倒木を
片付けたり、遊歩道を整備して草を刈ったりしているようで、原生林の乱雑さはあ
りません。
車で入り口まで来て苦労なしに深い森の雰囲気を味わえるので、わたしの好き
な場所です。夏の藪蚊と虻には閉口させられますが、気温が下がった昨日はそれ
もなく、快適でした。
遊歩道の脇に陽が射し、いろんな草花が咲くのも魅力です。以前ヒトリシズカを
見たことがあり、花の時季なので楽しみにしていたのですが、見つけられません
でした。でもその代わりにユキザサが一叢。咲きかけている蕾があります。葉の、
くっきりした平行葉脈と滑らかな輪郭が、見ていて気持ちのいい植物です。