春のアオサギ


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                           4月2日 網走湖女満別湖畔 

 アオサギは北海道では夏鳥です。まだ網走湖の解氷が始まって間もないのに、

もうアオサギの姿がありました。見かけたのは一羽だけ。偵察のため先に来たの

でしょうか。

 かつて女満別湖畔に大規模な営巣地があり、ミズバショウが咲くころ、湿地の葦

の間から立ち昇る、耳を圧するような雛の大合唱に驚いたことがあります。当時は

3,4百羽が集まっていたようです。最近それほどの騒ぎには気づきません。今は大

きなコロニーではなくなったのかも。

 去年だったか、5月に釧路湿原温根内の木道を歩いたとき、やはり雛たちのけた

たましい大合唱を耳にしました。サロマ湖のキムアネップ埼には毎年おびただしい

数のアオサギの姿があります。ただ、どこでも雛は見ていません。すさまじく響く鳴

は、わたしが近づくピタッとやみます。それでも息をひそめている気配はあるの

ですが、望遠レンズで葦の根元を舐めるように探ってもダメ。雛はどんな姿なのか、

一度見てみたいと思っているのだけれど。