山路に咲いたエゾスカシユリ


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                      6月17日 美幌町 道道995沿い

 本州ではスカシユリ(イワトユリ、イワユリ)、北海道に分布するのはエゾスカシユ

リです。どちらの花も茎近くで花弁と花弁の間に隙間があり、形がよく似ています。

ともに海岸の砂地を好むとされています。しかし道の北部や東部では、海から離

れた山間でも頻繁に見られます。上の写真も、美幌国道と東藻琴の芝桜園近くを

山道で撮りました。

 スカシユリは栽培されて、白やピンクなど多彩なものが出回っているようです

が、原種はやはり橙色。エゾスカシユリは、小清水原生花園・ワッカ原生花園・野

付半島などで、夏の海岸草原を橙色に染め上げる主役です。ゼンテイカやエゾキ

スゲもいますが、7月半ばには退場し、8月はエゾスカシユリだけがハマナスの赤

と競演しています。