雲を見おろす
6月17日 小清水高原
地上からは普通では雲の底を見上げることになります。だけど美幌が晴れた夏
の日、朝早く小清水高原や津別峠に出かければ、しばしば層状の雲の上面を俯
瞰できます。飛行機に乗ったり高い山に登ったりは気軽にできないけれど、小清水
高原は思い立ったら車で一走りして行ける距離です。
ハイランド小清水725と名付けられているように、標高は725メートル。藻琴山の
中腹に位置します。山の東側はオホーツク海気象圏で、美幌も東藻琴も晴れてい
ました。西側は釧路の太平洋岸までずっと厚い雲が。高原から西の弟子屈側へ
下りはじめるとすぐ霧の中に入り、川湯では雲底が見えました。雲の厚さは500
の山なみを超えて海まで広がっていたのだと思います。