遺跡の森にエゾキスゲ


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                           6月7日 常呂遺跡の森

 小清水原生花園を代表する夏の花です。開花は6月末からと思っていました。

だいぶ北に位置する常呂遺跡の森で、初旬に咲いていたのは意外。この日、す

ぐ近くのワッカ原生花園でも、まったく見ませんでしたよ。

 鬱蒼とした森の中なので風が遮られ、水辺より暖かいのでしょう。縄文時代から

アイヌ期までの先住者が繰り返しここに集落を営んだのは、同じ理由からかな。

紋別のオムサロ遺跡も、オホーツク海近くだけれど、海辺からちょっとだけ離れた

森の中にあります。

 移り住んでからずっと、この花とゼンテイカ(エゾカンゾウ)をうまく見分けられま

せんでした。この日も森ではキスゲと思ったのですが、いま写真をよく見ると茎

の先端に花が集まっていて、花序が短いようです。ひょっとしたらゼンテイカでは

ないかと、自信がなくなりました。比べれば、明るいレモンイエローとカンゾウのオ

レンジ色がかった黄色との違いが、すぐにわかるのですが。