ゼンテイカの草原


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                            7月12日 野付半島

 今の季節、野付半島の広大な海岸草原を黄金色に染め上げているのは、ゼン

イカ。またの名をエゾカンゾウとも言います。その他、各地に地名を冠した呼

び名(ニッコウキスゲなど)があります。日光霧降高原が有名ですが、野付半島

どの規模ではなかったと思います。なにしろ写真一枚目のような黄色い絨毯があち

こちに広がっているのですから。北海道では日本海側のサロベツ原野、太平洋側

霧多布湿原など、大きな群生地がいくつかあります。

 オホーツク海側ではゼンテイカよりエゾキスゲの方が多いのかもしれません。小

清水原生花園にはゼンテイカはなくてエゾキスゲです。ワッカ原生花園では両方

が混在していたと思います。こちらに来たばかりのころはこの二種を見分けるのに

苦労しましたが、いまは色の違いから判断できます。真っ黄色はエゾキスゲ、すこ

しオレンジ色がかった黄色がゼンテイカです。この花は朝咲いて午後には萎みま

す。エゾキスゲの方は夕方から翌日昼まで咲いています。