緑濃い遺跡の森で
サイタマンさん、このところ小説に溺れているので、すこし染まったのかも。
6月7日 常呂遺跡の森
日曜日でワッカ原生花園はにぎわっていましたが、遺跡の森は静かでした。あま
り広くはないけれど、中で木々に囲まれていると、遠い昔にタイムスリップしたよう
な気分になります。
三枚目の写真はヤマブドウです。小さな実がおわかりでしょうか。秋にはたわわ
に垂れ下がるはずです。でもここではその様子を見たことがありません。わずか
にいく粒か残っているのを口に入れたことはあるのですが。ちょうどいい時季に来
たことがないのか、熟すとすぐ小鳥たちに食べられてしまうのか。鳴き声からする
と、小さな森なのにずいぶんたくさん鳥たちが集まっているようです。
修復途中でしょうか、復元住居の一つが屋根と壁を失って骨組みが剥き出しで
す。前に入ったとき中が暗くてよくわかりませんでしたが、こうして明るい光の下で
見ると、かなりの大きさです。傍らの案内板に、擦文時代の建物跡で、推定居住人
数は15~20人、集会所の機能があったかもと、書かれていました。