白鳥はきっちりした編隊飛行や優雅な遊弋姿もいいけれど、翼の白がとりわけ
強調される羽ばたきにも、撮りたくなる魅力があります。だけど、群れが居れば必
ず撮れる、というわけではありません。
この日、濤沸湖、能取湖、屈斜路湖の順に回りましたが、頻繁な羽ばたきが見
られたのは最後の湖だけです。前の二か所では尻を上げて餌をとる姿はあって
も、めったに翼は広げませんでした。
気温・水温や群れごとの事情が関係するのかな。寒さが厳しかったり、渡って来
た直後で疲れていたりすれば、元気がないとか。その点、屈斜路湖には温水が湧
くので、くつろげるのかも。三か所のうちで数も一番多かったから、もう長旅の疲れ
が癒えた鳥もいるのでしょうね。