赤い実はエゾノコリンゴ
大きさは径1cmほどで小さくとも、形はちゃんとリンゴです。ワッカ原生花園
の、ネイチャーセンターから海に向かう舗装道路をたどると、海岸沿いの竜宮海
道に達する手前が登り坂になつています。その両側に背の低いエゾノコリンゴの
木がびっしり生えています。
春は白い花が否応なく目に入りますが、実は赤く熟しても目立たず、見過ごす人
が多いのでは。わたしも実を撮るのは今回が初めてです。食べてみたい気がした
けれど、管理されている公園なので慎みました。食べた人の話では、リンゴの香り
がして、酸味が強く苦味・渋みがあるそうです。皮と種が食感を邪魔するみたい。
エゾノコリンゴは北の植物です。コリンゴ(ズミ)は全国に分布し、うっかりすると間
城跡で、実を口にし、渋くて吐き出した記憶があります。熟していなかったのだと
思います。たぶんコリンゴのほうです。