白鳥の舞
白鳥の舞う姿は優雅といわれていますね。今までちょっと羽ばたくところとか、飛び立ち際の滑水の羽ばたき
とかは撮ったことがあります。でも、「舞う」という言葉に値する動作を捉えたのは、今度がはじめてです。近くに
相手はおらず、独演でした。やっぱり求愛ダンスなのでしょうか。あるいは本番前の練習 ? 丹頂のは見たことが
あります。それよりはおだやかだったような。
翼や首から上とちがって、脚は見た目がよくないですね。それでも、揃えたり、片足を前に出したり、交差さ
せたり。羽の動きに合わせて、ちゃんと踊っていますよ。水面を滑るように移動するとき、このぶっとい脚
を懸命に動かしていると、どこかで聞いたような。へんな教訓めいた言葉が添えられていて、興ざめだっ
たけど。
最後に、羽を畳みながら、きちんと脚を揃え、お辞儀をして、舞いおさめのご挨拶です。