ふくら雀


 デジモナさん、200ミリでこれだけ撮れるとは、ずいぶん接近できたのですね。1/250だと、動きが表現で

きておもしろいのですね。わたしは手ぶれ対策で、1/1600で撮るため、静止画になってしまいます。

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 庭のイチイの実が熟すと、毎日うるさいくらい集まる雀ですが、冬はヒマワリの種を置いたときだけやって来ま

す。なじみがありすぎて、いつもはあまり撮りません。だけど、冬の丸々とした姿はぬいぐるみみたいにかわいい

ので、一冬に一度はカメラにおさめます。

 「ふくら雀という表現は、俳諧歳時記でみつけました。「寒雀」とも言うようです。昔から冬のもこもこした

雀は、人々の興趣の対象だったのでしょう。でも風雅だけではなく、食欲の対象にもなったのかも。この

季節の雀はとりわけおいしいのだとか。滋養になるとも言われます。


 昨日の美幌はときどき曇る程度で、おおむね晴れ。北よりの風だったので、流氷が岸に寄って来るかと

出かけました。ところが美幌をはずれる辺りからちらちら舞いはじめ、網走湖近辺では激しい吹雪に。信

号機や対向車のライトは、すぐ近くに行くまで見えません。来る車と行き違うたびに、巻き上がる濃い雪

煙で、一瞬視界が閉ざされます。その上、車のデフロスターが効かなくなり、外側からの氷と内側からの

曇りで、路肩がどこなのか、センターはどの辺りかも、ときどき分らなくなる始末。吹雪のドライブは経験

しているけれど、そのときデフはだいじょうぶでした。危険を感じて、そろそろと引き返すことに。美幌では

日射しこそないものの、降ってはいません。デフもいつの間にか回復していました。