遠い流氷近くの氷塊
デジモナさん、このあたりは厳寒がひと休みです。零度をわずかに上回る時間帯もあって、昨日の国道は濡
れた路面が露出していました。
一昨日の海氷速報のチャートでは、能取岬周辺は海面の7,8割が氷で埋まっていました。それで昨日、天気
を見計らって、昼近くに家を出ました。ところが夜の間に南よりの風が吹いて、流氷ははるか沖です。遠い水平
線の近くに白い帯が見えるだけ。
でも、崖下の沿岸にはたくさんの氷塊が滞留しています。遠ざかる流氷帯に置き去りにされたものと、ここで成
長したものと、どれがどちらか、わたしには見分けられません。流氷が接岸した状態では、アムール川の水が凍
ったものと、北海道沿岸でできたものが、つながってごっちゃになっています。
昨日は冬山のように、天気が急速に移り変わりました。家を出たときは曇り。走っているうちに青空が広がり、岬
に入った直後は沖に一筋の線が白く輝き、車から出て歩きはじめるとどんどん雲が広がり、岬から網走市街側
の海際に下りるころには雪。最後から二枚目は青空が残っている間に岬で、最後の一枚は下って二ッ岩の海辺
で撮ったものです。午後五時に更新された海氷速報のチャートでは、再び雲がなくなっていました。