凍る波しぶき
わあざやかに感じられます。
能取湖沿いに北上する道は、海岸に出たところで東に方向が変わります。岬の突端へ分岐する前にトンネル
があって、その手前に西から灯台を眺められる駐車場が設けられています。丘の陰になるので、比較的風が穏
やかです。家を出たときは-10度。明るい陽が射していて、車外に出ても短い間なら手袋なしでいられ
る体感温度でした。それでも岸壁や波消し石に降りかかるしぶきは凍っています。
高さでは、冨山や新潟の冬の海で見た波の方が、何倍も上だと思います。10メートルを超すような水の壁にな
って、一気に崩れ落ちていました。それに比べたら、ここの海は穏やかなようにも思えます。それでも、低い気温
が荒海の印象を強めるのでしょう。
湖、みたいなところがあるようです。内海だから、知床一帯が、流氷の見られる北半球最南地点になります。海
氷が流出して破砕され、消失するのを防ぐ湖岸みたいなものですね。
オホーツク海が穏やかとは言っても、能取岬の突端は強風が荒れ狂い、凄まじい寒さでした。一昨日の朝のこ
とです。