ここ数日、時折吹雪いたりもするけれど、しんしんと降り積もるほどではありません。さすがに湿雪の時期は終
わったようです。氷点下になれば雪は乾きます。上から、下から、横から、粉のように舞いたつ小さな結晶は、カ
メラに着いてもすぐには水滴になりません。手袋をした手で拭けば落ちるので、撮りにいくこともできます。
こちらの冬は冬山のような気候が本来の姿です。雪嵐が襲ったり、青空が覗いたり、短時間で変化するのが特
徴です。昨日も早朝は、一枚目の写真のように、一瞬ほとんど視界がなくなって。やがてまばらな白い点を見分
けられるようになり、しなびた赤い実にも気付きました。