蛇行して潤す


 デジモナさん、ウオーターフロントパークのイルミネーション、きれいですね。

 わたしは普通の口径の300ミリズーム望遠に、1.5倍コンバーターを付けて使っています。あまり重くはな

いし、突然出会うことが多く、三脚を使わず手持ちで鳥を狙います。手振れ補正のない古いレンズなので、シ

ャッター速度を1/1600以上にしています。あまりクリアーには撮れませんけど。

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 湿原の釧路川を望遠で。下流を蛇行しながら流れ、水量が増えるとすぐに氾濫します。それで広く冠水し、湿

原が潤います。蛇行部分が切り離されて三日月湖になっているところもあるはずですが、細岡展望台からは確

認できませんでした。

 尾瀬ヶ原のようなたくさんの池塘はありません。地下からの湧水が乏しいからでしょう。それでも潤うのは、しょ

っちゅう霧が発生し、雨の多い場所だから。オホーツク地方と違い、太平洋側東部は年間日照時間が極端に少

なくなっています。特にこの一帯は。夏でも気温が20度を超える日は少ないようです。

 低温で有機物の分解が進まず、泥炭が蓄積し、標高が低いのに高層湿原になります。湿原のなかでは、ヒメ

シャクナゲツルコケモモなど、他の地域なら高山帯に咲く花が見られます。尾瀬ヶ原の花々と、半分ほどは重

なっているのではないでしょうか。ただ、湿原の只中を行く遊歩道は温根内にしかなく、なかなか貴重な動植物を

間近で観察できないのが残念です。