丹頂家族


 デジモナさん、尾瀬の映像、わたしも見ました。かつて、厳冬期以外のさまざまな季節に一番多く訪れた山

地で、湿原を囲む至仏、景鶴、燧の三山にも何度か登りました。特に至仏は積雪期の山行が、今も記憶に残

っています。とても懐かしくなりました。山間の湿原なので、海の跡にできた釧路湿原とはまたちがう味わいで

すね。

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 鶴居村から釧路湿原北端のコッタロ展望台に行こうと、湿原の縁、田園を通る道に入りました。ところが展望台

への道路は工事中で通行止め。やむなく道道53号線に出ることにして、雪裡川に近づいたとき、コーンの刈り跡

らしい畑で、白いものが動いていました。車を止めて見たら、丹頂です。

 首がまだ茶色で黒くなっておらず、頭のてっぺんが赤(丹頂)になっていないのは、子どもです。とすると、親子

三羽の家族ではないかと。早春の繁殖期の餌場では、親子を見分けることはできませんが、その他の季節に湿

原やその周辺に散っているときは、三羽の集団が多いですね。

 地面が雪で覆われると、あちこちの餌場でコーンなどの散布が始まり、丹頂が集まって大集団になります。特

阿寒町の国際ツルセンターでは、一日一回魚を与えるので、それを狙うオジロ、オオワシ、トンビ、北キツネな

どが集まります。そのバトルはなかなかの見物です。

 この日はまだ地面が露出していたので、刈り取り跡のおこぼれを漁っていたのでしょう。ここを過ぎた後でも、

別な一組を見かけました。