森の色に酔う


 デジモナさん、南国鹿児島でも木の葉が色づきはじめていますね。こちらは、腰痛で外出は控えていますが、

窓から見える木立や庭のカエデが、赤や黄色に燃え立っています。

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 ときどき車から降りて写真を撮りながら、時速20キロほどでゆっくり走ると、抜けるまで2時間近くかかるオホー

ツクの森です。狭い視界を緑や黄色や赤がめまぐるしく過ぎていく時間が続いて、なんだか色に酔ったような気

分になりました。吐きたくなるような悪酔いではありません。余分なことを忘れ、心が開放されて浮き上がる、快い

ほろ酔いの気分です。

 道が谷の縁にさしかかり、対岸の森まで視界が広がって、少し酔いが醒めたような。道道に出て、抜けてきた

森を距離を置いて眺めれば、黄色や赤を吸収した緑が、僅かに赤みを帯びているだけです。これが10

日前。今日の森のなかは、色彩のはなやぎが頂点に達しているのでしょうか。それとも、枯れ葉が乱舞

し、裸の枝が目立っているでしょうか。