岬の残り花


 デジモナさん、北海道は本島でも医療過疎地域があって、近年はドクターへリが導入されています。南の離

島での必要性はずいぶん高いのでしょうね。

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

イメージ 4

イメージ 5

イメージ 6

 能取岬はオホーツク海に突き出ていて風が強いのですが、10月末にもこれだけの花が残っていました。もっと

もどれも叢になってはいません。一輪だけだったり、うんと離れてポツリポツリみつかったり。最初のハマナス

花は、葉が海風を防いでくれる陸側に一つだけ。他にはまったく見ませんでした。

 この時期にキジムシロが咲いていて、驚きました。ツルキジムシロかもしれませんが、どちらにしても5~7月

の花のはず。シバザクラやエゾムラサキツヅジが秋に狂い咲きすることがあるけれど、それと同じ現象なのでし

ょうか。目に付いたのは一株だけです。

 セイヨウタンポポはしぶといですね。この日の岬で一番多く見かけた花です。春とちがって、葉も花も地面にへ

ばりつくように姿勢を低くしています。オドリコソウも背が低くて。横から撮らないと踊り子を思わせる姿にならない

のだけれど、上からしか狙えませんでした。

 丸く広がった次の花、名前はわかりません。最後はムラサキツメクサ。他の季節なら撮ろうとは思わないありふ

れた花です。でも晩秋の残り花がテーマなので、葉も花も縁を茶色にしながら、けなげにピンク色を残しているこ

の一輪を、無視するわけにはいきませんでした。