くもがもくもく
デジモナさん、月だけでなく、金星もちゃんと写っていますね。
雨雲と茜色の両方がある日没の空は、魅力的だけど、ちょっと不気味なものも感じます。
ある日のワッカ原生花園の空に、もくもく湧きあがっていった雲です。ぽっかり浮かんでいる白い雲はのどかで
すが、だんだん広がって黒白のコントラストが強くなると、何もかも呑み込もうとするモンスターみたいで、威圧感
があります。発達した積雲は、落雷はもちろん、突風、竜巻、雹・霰などとも関係ありそうです。どれも深
刻な被害をもたらしたりもします。でも局地的で、全国的とか、世界的とかの災害にはなりませんね。
近年、積雲や積乱雲の迫力が増しているような気がするけど、空気のきれいなところに来たせいかな
と、広い領域や地球全体をとり巻く雲ができる可能性があるのだとか。電気を帯びた微小なエアーゾル
が水分をひきつけて、厚い雲の層ができるみたい。
地殻が大きく裂けるのは2億年以上の未来だけれど、温暖化は現在進行中です。万一それで雲の迫
力が増しているのだとしたら、やがて局地的な被害ではすまなくなりますね。もくもく雲の威圧感に誘発
された杞憂かな。単なる妄想ではないとしても、硫酸の雨が降るようになるのは、百年とか数百年とか
後でしょうね。