コウゾリナ


 デジモナさん、竹に蔦が絡んでいますね。こちらにはない光景です。蔦はありますが、竹がないので。ヤマ

ブドウが大木に絡んで高く登り、枝を枯らしているのは見たことがあります。

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 漢字にすると剃刀菜。花弁以外は全体に固い毛があって、触るとぞりぞりすることから剃刀が連想され、それ

がなまってコウゾリナになったみたい。日本全国どこにでもある、ありふれた草のようです。ただ、本州では晩春

から夏まで咲くけれど、このあたりでは夏の花が終わった草原で、我が物顔で黄色を撒き散らします。特にサロ

マ湖東端に近いワッカ原生花園では、いまの季節に遊歩道を歩いていて目に付く黄色の大半が、この花です。

 さまざまな花が草原を彩る春から初夏にかけてなら、わたしも無視するでしょうね。でももう残っている彩りが

わずかなので、どうしても目を惹かれます。変種が多い植物だとか。薮の中では枝分かれして、一本の茎にたく

さん花を付けていました。だけど湖の砂浜で一帯を独占するように咲いていた群れ(最後の一枚)では、ほとんど

が頂花一つ。最初はちがう植物かと思いました。