森陰のオオウバユリ

 デジモナさん、涼しくなって28度ですか。いま能取岬に行ってきたところですが、長袖にベスト、その上にヤッ

ケを着て、ちょうどいい気温でした。鹿児島との緯度の差はそれほど大きくないと思いますが、気候はけっこうち

がうようですね。

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 いま姪とその幼い3人の子どもが来ていて、あちこち車を走らせて案内しています。道が森陰に入ると両側でオ

オウバユリが花盛り。と言っても、暗い木の間で少し青みを帯びた花弁は葉に紛れて目立たず、車を停めて見る

人はいません。でもオオウバユリの根は、粟の栽培はしていたアイヌにとっても、大切なデンプン源でした。まし

て、穀物栽培を知らない北海道縄文人には、不可欠な食用植物だったと思います。

 写真は町のせせらぎ公園で。他の森でもそうですが、ここでも大きな群落になっています。一度見つければ大

量に収穫できる旺盛な繁殖力は、先人のくらしにずいぶん役立ったでしょうね。その群落を撮りたかったのです

が、猛烈な薮蚊の大群にひるんで、薮に踏み込みませんでした。遊歩道近くの花はクローズアップできても、木

立の奥を望遠で狙った写真では花が不明瞭です。