小清水原生花園


 デジモナさん、霧と宇治橋の風景には、しみじみ感が漂っていますね。霧はともかく、レトロ感のある橋を見つ

けるのは、こっちではむずかしいかも。

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 オホーツク海沿岸に点在する原生花園が、花びらの基部に隙間があるエゾスカシユリと、赤いバラに似たハマ

ナスの花で彩られています。どちらも珍しい花ではなく、草深い海岸から道路わきまで、いろんなところに咲いて

います。

 写真は先月下旬。小清水原生花園のエゾスカシユリはまだ蕾の方が多い場所もありました。開ききってそばか

すみたいな斑点をさらけ出している花はかわいいけれど、ぷっくり膨らんで色づいている蕾もなかなかいいもの

です。

 ハマナスは咲きはじめの時季でした。7月半ばから8月が最盛期かな。場所によっては、6月半ばに咲きはじめ

たり、9月になっても花が残っていたり。秋には、黄緑から真紅までいろんな色で輝く実も、花に劣らず目を楽

しませてくれます。

 エゾキスゲはもう終わり。ただし写真の花がしおれているのは、季節が終わろうとしているからではなく、時刻

が昼に近かったから。朝だけ咲く、朝顔みたいな花です。たくさん蕾を付けて毎日次々咲き変わります。似た花

ゼンテイカ(エゾカンゾウニッコウキスゲ)があります。これは午後にも咲いていますが、小清水海岸には生え

ないようです。他の海岸草原ではまだ見られるかもしれません。

 小清水の原生花園駅は観光シーズンだけ停車する臨時駅です。単線ですが、これでも釧網線の一部です。踏

み切りに着いたら、列車が駅を出ました。ところで、1輌でも列車と言っていいのかな ?