ツルコケモモとコツマトリソウ


 デジモナさん、野生化した園芸植物ですか。あざやかな色ですね。ヒオウギスイセンという名なのですね。こち

らにはヒオウギアヤメがありますが、紺色です。


 タムラ、柳絮はほぼ終わりみたい。遊歩道や蕗の葉などにたくさんへばりついていました。

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 釧路湿原には毎年何度も行っているけれど、これまでツルコケモモの花を見た記憶がありません。気

がつかなかったのかな。ほんとうに小さな花です。5ミリほどの大きさで、緑や茶色の草陰に咲いている

のだから、その気で探さないと見逃してしまいます高層湿原の植物です。と言っても、釧路湿原は標

高2~10メートル。北海道には低地でも高層湿原があるのです。

 ツマトリソウは1センチ以上で、ツルコケモモより大きい花です。これまで見たのは、たいていぽつん

と1本だけで咲いていました。今回はいくらか群れて集まっているところがありました。ツマトリソウには

花びらの先が赤いのもあるそうですが、コツマトリソウは全体が白です。雄蕊先端の黄色が可憐な印象

をかもし出しているような。

 高山植物の花はたいてい、栽培花とはちがう慎ましさがあります。それでも大きな群れになったり、花

の径が大きかったりすれば、自然に目を惹かれます。ところが今日アップした二種は、訪問者に気づか

れないことが多いような。花としては、身の丈に合った小さな昆虫さえ来てくれれば、それでいいのでし

ょうね。