山に残る大雪


 デジモナさん、日曜日に太平洋側まで遠出しました。その途中のあちこちで、車窓から何度もキツネを見てい

ます。ほとんどが歩道を悠々と歩いていましたよ。車道を塞いでいる鹿の群れもいました。クラクションで退いて

もらいましたけど。ところで、スイレンの花がきれいですね。美幌の公園で咲くのは6月末かな。

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 杯の断面図を想像してください。根室海峡の形がそれに似ています。北の知床半島と南の根室半島が両側

で、底が標津・別海の海岸線。そのちょうど真ん中あたりで、洗い桶に浮く一本のもやしみたいに、海にたなびい

ているのが、野付半島です。日曜日にご近所のHoさんの車で行って来ました。羅臼岳(1661メートル)、遠音別

岳(1331メートル)、海別岳(1419メートル)、斜里岳(1547メートル)を、いつもとは反対の、南から眺めることにな

ります。行きは摩周岳の裏を抜け、帰りは斜里岳と海別岳の間を通りました。行きはどんより曇って霧も出ました

が、帰りは真夏のように晴れて暑くなり、左右の雪山が白く輝いていました。
 
 裏摩周もそうでしたが、斜里岳(最後とその前の写真)の山すそを通る国道も、左右の林床は厚みのある雪に覆

われていました。一枚目左側、二枚目右端の三角形のとんがりは羅臼岳です。とんがりの左直下、標高740メ

ートルのところに、知床横断道路(国道334号線)の最高地点、知床峠があります。ここはまだ冬季閉鎖中で

す。通常は大型連休前の4月末開通なので、すでに1ヶ月の遅れです。五月に何度か降った大雪の後

遺症で、横断道路開設以来初めての異常事態です。
 
 オホーツク地方では、冬を引きずっていたそんな天気が、桜前線の到着とともに一変しました。土曜日

から晴れ間が出て、昨日の美幌は最高気温が31度です。町では農事の遅れをいくらかでも取り返した

いと、農協や役場の職員も援農に出て、大急ぎでビートやジャガイモを植え付けていました。