アカゲラもこもこ


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 -23度の堤の上で、ダウンジャケットを着込み、わたしはもこもこ。手を伸ばせば届きそうな細枝に止まり、アカ

ゲラは羽毛でもこもこ。わたしはラッセルに疲れて一休み。それを無害な枯木とでも思ったか、こんなに近くで木

を叩きます。熱中して掘り進み、枝も折れそう。ゆっくり廻りこんでも気付きはしない。背中も腹も撮ったからもう

いいよと、スキーでパタンと雪を叩けば、人だったのかと、ようやく空へ。

 朝家で内窓を開くと、外窓の内側がさっと曇ります。同じ理屈で、ファインダーを覗きこむと、すぐメガネの内側

に氷の幕が。冷え込む朝の土手歩きはこれがやっかい。ピントはオートが頼りです。それでも7枚だけは、まあま

あボケずにすみました。

 こんなに寒い朝早く、道もない雪の土手に人はいないと、アカゲラさんは気を許したのかな。だけど油断禁物、

焼き鳥にされても知らないよ。肥っておいしそうに見えるけど、羽毛と脂肪を取ったら身はやせていてまずいんだ

って、捕まってから言い訳してももう遅い。冬は鶏肉も高いから我慢するかと、羽を毟られたらどうするの。