知床雪山
冬の晴れた日は常呂から斜里の海岸はもちろん、網走の丘陵からも知床の白い山脈がくっきり見えます。斜
サシルイ・硫黄岳の連山があり、南は遠音別岳から海別岳まで尾根が続いています。南のほうが少し低いので
すが、能取岬や網走の海岸からは北が遠くなるので、両方の稜線がほとんど同じ高さに見えます。半島突端に
近い知床岳は、硫黄岳からだいぶ離れていて高度も1200メートル台と低いので、なだらかに海に落ちる稜線の
途中で小さなとんがり帽子のように見えたり、海面から立ち昇るもやのなかに溶けて見えなかったり。何度も撮っ
ているのに、白い山々が海面からくっきり屹立していると、何度でもシャッターを押してしまいます。