緑の海と白い波

SAYAKAさん、オンネトーは季節、天気、時刻によってさまざまな表情を見せるので、わたしはよく行きます。湯

の滝までの森歩きも、体のなかが清浄になるみたいな感じ。

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 ワツカ原生花園の砂洲の道・竜宮街道の出発点から海の方へ降りていくと、砂浜は黒、打ち寄せる波は白、磯

近い海面は緑、沖と空は青。暖色系の色がないので寒々とした雰囲気ですが、この日はほとんど風がなく、わり

あい暖かでした。目に付く範囲ではサケ釣り人が二組。釣り上げる瞬間は見ていません。それでも浜に降りる途

中ですれちがった女の人が重そうに運んでいる籠から、大きなサケの上半分が覗いていました。

 今年は太平洋側も日本海側も不漁だそうです。先日斜里方面に出かけた隣のご夫婦もボウズだったとか。で

も網走近辺だけは、10月に入って海水温が下がってから豊漁だったみたい。全体としての漁獲量が増えないか

らでしょうね、平年ならそろそろ生スジコが安くなりはじめる時季なのに、今年は逆に高くなっています。これでは

イクラのしょうゆ漬けをあきらめなくてはならないかなー。
 
 身のほうは、先月のうちに隣からオスが一匹届き、冷凍庫にまだたくさん残っています。粕汁、粕漬け、塩焼

き、チャンチャン焼きと、ずいぶん楽しみました。でも一人で一匹だと食べ応えがあります。釣り人のなかには、

浜でスジコだけ取り出してメスは捨ててくる不心得者もいるとか。それはマナー違反ですが、たくさん釣れ過ぎ

て、冷凍庫にも冷蔵庫にも入れ切れず、庭に埋めて肥料にしたという話は聞いたことがあります。ここ2,3年は不

漁続きのようなので、景気のよかった昔のことでしょうね。