草原に鶴の家族が
組の丹頂鶴に出会いました。それぞれちがう場所です。同乗していた人に「白いものがいる、馬かなー」と言われ
て、脇を見たらペアの鶴でした。最初の三枚は、丘の草地を逃げられない程度の距離まで車を近づけて撮りまし
た。ときどき口を開けて大きな声で鳴いています。餌場の群れの声は騒がしく感じましたが、静寂の草原では実
に大きくあざやかに響きます。しばらくして遠くから答えるような鳴声が。こだまかと思ったけれど、どうやら離れ
た場所の雛と鳴き交わしているようでした。
次の二枚は小川の手前の草地で。やはりペアで、少し距離を置いてそれぞて餌をついばんでいました。気がつ
かなかったけれど、薮陰に子がいたのかも。最後の三枚は、53号線に戻る少し手前のトウキビ畑の脇で。寄り添
っているのが母子で、ちょっと離れているのが父親? まだ雪の残る春先に求愛ダンスが演じられてペアが成立
し、生まれた雛が秋にはこんなに大きくなるのかな。厳寒期の餌場でもまだ茶色が抜けない幼鳥を見ますが、
背丈はほとんど成鳥と変わらなかったと思います。夏から秋が子育て最盛期みたい。餌場以外で次々三組の鶴
の家族に会うのは、初めてのことです。