エゾオオサクラソウとエゾタンポポ


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 滞貨一掃中なので、今日も五月末の花です。

 オオサクラソウは本州だと中部以北の山地に多くて、北海道では西部が中心みたい。エゾオオサクラソウは北

海道だけで、それも東部。写真の花は釧路湿原温根内遊歩道の、軌道敷跡から湿地を隔てた林の裾に咲いて

いました。近寄れなかったから、エゾオオサクラソウの特徴である葉柄や茎の毛は確かめられなかったけれど、

まずまちがいないでしょう。どちらもサクラソウの仲間ではクリンソウについで背が高く、20-40センチ。

 エゾタンポポは総苞片がしっかり花を包み込んで反り返らない和タンポポの一種です。名前にエゾが付いてい

ますが、本州でも東半分にはあるようです。ただセイヨウタンポポがはびこっていますから、見つけるのは楽じゃ

ないかも。北海道でも街に近いところはほぼセイヨウタンポポに制圧されています。でも霧多布や野付半島の海

岸草原ではまだ和種が優勢でした。道東の太平洋海岸沿いには、エゾタンポポの他にシコタンタンポポもあるの

だそうです。上の写真はワッカ原生花園ですからエゾタンポポですね。網走周辺にはシコタンタンポポはないみ

たい。