枯葉の陰に小さなスミレ
そのつもりで注意深く探さなければ見落としそうです。町のせせらぎ公園から笹薮と枯枝を分けて美富自然公
園に登る途中と登り終わった崖上で、枯葉の陰にこれだけ見つけました。普通のタチツボスミレでしょうか。それ
にしても小さいですね。全国に分布するようなので、本州ではもっと早いところがあるのでしょうね。やはりこんな
に小さいのかな。
このあたりでは4月半ばから末にかけて、福寿草の花を追うようにして咲き出します。残雪の脇に大きな株を見
た年も。でもそこにはその年だけでした。写真の花は去年と場所が微妙にずれています。根が残って次の年も
咲く多年草ではないみたい。花期も短くて、一週間後に行ったらどこだったかわからないことも。野山でスミレの
仲間は秋遅くまで見ますよ。一本一本ははかない寿命でも、次々咲き替わる種もあるのかな。
ウチの庭のビオラなんかもそうですね。いまもここに一輪あそこに一輪とほころんでいるけれど、上の写真より
もっと小さく、ほとんど目立ちません。それがもう一月もすると、草丈も高くなるし花もにぎやかになるし、撮ってく
れとせがまれているみたいに。そして、花の数は少なくなるけれど、初雪が来るころまで咲いています。