残雪の森

　網走湖畔の森はまだまだ雪が消え残る場所がありました。露出していく地面を追って、黄色い福寿草が咲き白

い水芭蕉の芽が伸びています。崖上の経では残雪を踏み、崖下の森ではぬかるみを避けて笹薮に踏み込みま

す。あまり快適な森歩きとは言えません。それでも歩いているうちに、春を待ちかねて萌え出る草花の気持ちが

沁みてくるようで、楽しくなります。

　これが先週金曜日、昨日から断続的に細かい雨が降っています。写真に写る残雪もおおかた姿が消えている

でしょう。いま街で目に付く冬の名残は、雪捨て場だったところくらい。４月末にどか雪が来た年もありましたが、

今年はもう後戻りはなさそうです。そう思って野菜苗を室内からサンルームに移しました。

　美幌も例年より積雪が多く、近所の人たちが月半ばに川沿いのパークゴルフ場に土を撒いて、雪融けを促して

いました。それでもオホーツク海側は、豪雪だった道央や厳しい寒さの残る道東太平洋側よりましなようです。昨

夜のフリペが、道央や釧路から北見のグラウンドを使いに来るチームがあると伝えていました。