岸辺の残氷
先週の能取岬西岸です。崖の斜面には雪が、磯には少し沿岸氷が残っていました。最後の一枚で上辺に見え
ている白い帯は能取湖です。海に接した湖面は融けていますが、その他は一部を除いて凍結したまま。そのわ
ずかな解氷部を目当てに、もうアサリ採りの車が何台か湖沿いの道路に停まっていました。今日は日曜日。湖
面がさらに開いて、車列も延びているでしょう。月末からの連休前後には数キロにわたって道路の片側にびっし
りと。エゾヤマザクラが終わる頃までが最盛期です。ホッキ貝などは漁業権のない市民が採ると罰せられるけれ
ど、アサリは解禁されています。輸入した貝を撒いて高い料金を取る関東の海辺とはちがって、地場ものを好き
なだけ自由に採取できるのだから、楽しみにしている人が多いのもうなづけます。ご近所でも毎年出かける人が
います。大漁でウチにもおすそ分けが届くことも。一人では食べきれず、冷凍保存した年もありました。今年はど
うでしょうか。秋には二枚目に写っている海岸のちょっと右で鮭を釣る人の姿も見られます。