四月の雪景色
今月4日の朝10時ごろ、美幌川の土手や近くの公園ではこんな景色が見られました。写っている小鳥はヒヨド
リです。昨日の朝はうっすら白くなっていましたが、今月に入ってからちゃんと降ったのは1日だけ。このままで
終わるかどうかわかりませんが、今日までのところ、4月の降雪量は平年並みです。でも平均気温は平年より低
くなっています。
紋別で3月末に遡って海開けが発表されました。網走や斜里ではまだ発表されていないようです。海開けはそ
れ以後ずっと、観測地の視界に入る海の氷が50㌫以下になって、航路が開けた最初の日です。後戻りがないと
見極めてからの発表なので、日付けは発表日より前になります。4月になってからの発表は近年では珍しいと思
いますよ。海が冷たかったから流氷が長く留まったのだとか。
わたしの想像ですが、流氷初日が早く海開けが遅かったのも、3月までの積雪量が多かったのも、温暖化の影
響ではないでしょうか。北極圏で氷床が緩み海に浮かぶ氷山が増えると、それが融けるときにより多く海水が冷
やされますから。温暖化はどこでもいつも気温が上がるというわけではなく、場所ごとに時期ごとに気候を多様に
変動させながら、長期的・平均的には暖かくなるということですよ、きっと。