氷原クローズアップ


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                          2月22日 斜里町日の出

 テレビの自然番組や科学番組で見る南極大陸や北極圏の氷海は、雪上車や橇

が走れるほど平坦です。この日知床半島から見た大氷原は、遠目ではほとんど

起伏が感じられませんが、望遠レンズでクローズアップしてみるとずいぶん凸凹し

ています。

 アムール川河口やサハリン・カムチャッカ半島の海で凍結したときは、平坦だった

のだと思います。南に流下する途中でひびが入り、ぶつかり合って氷塊になり、密

集して氷原になっているのでしょう。肉眼ではどっちを向いても同じような景色です。

でも凸の部分を拡大してみると、一つとして同じ形はありません。ずいぶん長旅をし

てきたからでしょうね。北海道のオホーツク海沿岸ほどの低緯度で海氷が集まる場

所は、世界でも他にないと聞いたことがあります。